CATARACT SURGERY

白内障手術とは?
方法・流れ・麻酔・リスク

白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入する治療です。一般的な手術方法、麻酔、手術前後の流れ、合併症や注意点を解説します。

まず知りたいこと

白内障手術の要点

白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズを入れる手術です。多くは局所麻酔で行われますが、具体的な麻酔方法や手術当日の流れは医療機関と患者さんの状態によって異なります。

  • 白内障の程度と、網膜・視神経・角膜など眼全体の状態を確認します。
  • 眼内レンズは、眼の状態と生活で重視したい距離を考えて選びます。
  • 手術後は点眼と定期診察を行い、回復や合併症の有無を確認します。

白内障手術とは

濁った水晶体の中身を取り除き、眼内レンズを挿入する手術です。小さな切開から器具を入れ、超音波を利用して水晶体を細かくしながら吸引します。水晶体を包む袋を残し、その中へ術前に選んだ眼内レンズを挿入します。

白内障の硬さ、水晶体を支える組織、角膜・網膜・視神経の状態によって、手術方法や術後の見え方は異なります。

麻酔と手術への不安

局所麻酔

白内障手術は一般に局所麻酔で行われます。点眼麻酔などが用いられ、麻酔方法は眼の状態や医療機関の方針によって異なります。

手術中の感覚

麻酔をしても、光がみえる、軽い圧迫感があるなどの感覚が残ることがあります。痛みやつらさがある場合は医療スタッフへ伝えます。

不安が強い場合

手術への恐怖や緊張が強い場合、医療機関によっては鎮静を検討することがあります。鎮静は全身麻酔とは異なり、意識の程度や眠気には個人差があります。持病、呼吸状態、内服薬などを確認して適応を判断します。

事前説明

麻酔、手術時間、当日の流れ、術後の注意点は施設によって異なります。手術前の説明で確認しましょう。

手術計画と乱視矯正

白内障手術では、眼内レンズの度数を決めるために眼の長さや角膜の形などを測定します。乱視がある場合は、乱視矯正用の眼内レンズを検討することがあります。

医療機関によっては、画像やデジタルガイドを使って手術計画や眼内レンズの位置合わせを補助することがあります。使用する機器の有無だけでなく、検査結果や眼の状態を踏まえた説明を受けることが大切です。

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受診から術後までの流れ

  1. 01

    診察・検査

    白内障の程度と、ほかの眼疾患の有無を確認します。

  2. 02

    術前検査・レンズ相談

    眼内レンズの度数に必要な測定を行い、見たい距離や生活を相談します。

  3. 03

    手術説明・準備

    方法、麻酔、リスク、点眼や当日の注意点を確認します。

  4. 04

    日帰り手術

    体調と眼の状態を確認し、安全性を優先して手術を進めます。

  5. 05

    術後診察

    感染予防の点眼と定期診察で、回復と眼内レンズの状態を確認します。

合併症と術後の注意

白内障手術は広く行われていますが、合併症を完全になくすことはできません。感染・眼内炎、強い炎症、眼圧上昇、角膜浮腫、黄斑浮腫、網膜裂孔・網膜剥離、眼内レンズの位置ずれなどが起こる可能性があります。

術後に早めの連絡が必要な症状

急に見えにくくなった、強い眼痛や充血、目やにの増加、飛蚊症が急に増えた、光が走る、視野に幕のような影がある場合は、早めに手術を受けた医療機関へご連絡ください。

白内障手術を受ける眼科を選ぶときに確認したいこと

白内障手術を受ける医療機関を検討するときは、手術件数だけでなく、手術前の検査、眼内レンズの相談、手術への不安への対応、手術後の診察まで含めて確認することが大切です。

手術前に眼全体を確認できるか

白内障以外に、緑内障、黄斑や網膜の病気などが見え方へ影響していないかを確認します。

眼内レンズを生活に合わせて相談できるか

運転、仕事、読書、スマートフォンなど、普段よく見る距離を整理して眼内レンズを検討します。

手術への不安について相談できるか

麻酔や鎮静の選択肢、手術中の声かけなど、不安が強い場合の対応を事前に確認します。

術後も継続して診察を受けられるか

術後の炎症、眼圧、角膜、眼内レンズ、網膜などを確認し、点眼や生活上の注意を継続して確認します。

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参考情報(公的・専門機関)

日本眼科学会|白内障手術
眼

医療内容監修:有田眼科 院長 有田量一

最終更新:2026-09-05 監修医プロフィールを見る