多焦点眼内レンズと夜間運転|要点
日本眼科医会・日本眼科学会は、多焦点眼内レンズでは単焦点眼内レンズと比べて暗い場所でくっきり感が低下したり、ハロー・グレアを感じたりすることがあると説明しています。夜間運転が生活上重要な方は、その特徴を踏まえてレンズを相談します。
ハロー・グレアとは?
ハロー
街灯やヘッドライトの周りに、輪のような光が見える現象です。
グレア
光がまぶしく、にじんだり広がったりして見える現象です。
コントラスト
明暗の差をどれだけくっきり見分けられるかという見え方です。暗所で差を感じる場合があります。
慣れの時間
多焦点眼内レンズでは、術後の見え方に慣れるまで時間がかかることがあります。
夜間運転が多い人は何を相談する?
- 夜間運転の頻度と時間
- 高速道路を利用するか
- 雨天や薄暮時の運転が多いか
- 職業上、運転を避けられないか
- 眼鏡を減らすことと夜間の見え方のどちらを優先するか
「多焦点だから良い」「高価だから良い」という単純な選び方ではなく、生活で最も困る場面を医師へ伝えることが重要です。
眼の状態によって選択が変わります
多焦点眼内レンズは誰にでも適するわけではありません。網膜・黄斑・視神経・角膜などに見え方へ影響する病気がある場合、レンズの特徴を十分に生かせない可能性があります。眼底検査やOCTなどを含め、眼全体の状態を確認して適応を考えます。
眼鏡依存を減らすことと、見え方の質は別の軸です
複数距離で見やすくなることと、暗所でのコントラストや光の見え方は同じ意味ではありません。メリットとデメリットをセットで理解します。
単焦点と多焦点を比べるときの視点
| 確認すること | 単焦点 | 多焦点 |
|---|---|---|
| 主なピント | 一つの距離を中心 | 複数距離 |
| 眼鏡 | 焦点外の距離で必要になりやすい | 依存を減らせることがある |
| 夜間の光 | 比較的影響が少ない傾向 | ハロー・グレアを感じることがある |
| 適応 | 眼の状態と目標距離で判断 | 眼の状態・生活・見え方への希望をより慎重に確認 |
※実際の見え方には個人差があり、レンズ設計によって特性も異なります。
このテーマを診察で相談するとき
症状の程度や治療の選択は、白内障の濁り方だけでなく、角膜・網膜・黄斑・視神経など眼全体の状態や、生活で困る場面によって変わります。手術実績・設備・費用・受付方法などの最新情報は有田眼科公式サイトでご確認ください。
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