以前の眼科の紹介状がない場合|転院できますか?
紹介状がなくても受診できる眼科は多くあります。紹介状は診断名や治療歴を効率よく引き継ぐために役立ちますが、転居、閉院、急な事情などで用意できないこともあります。
大切なのは、紹介状がないことを理由に必要な治療を長期間止めないことです。まずは現在使っている薬、手元にある検査結果、これまでに受けた手術など、分かる範囲の情報を持参します。

紹介状がないときに優先して持参したいもの
- 現在使用中の点眼薬:容器そのものが最も分かりやすい資料です。
- お薬手帳:眼科以外の内服薬や全身疾患も確認できます。
- OCT・視野検査・眼底写真:緑内障や網膜疾患の経時比較に役立ちます。
- 手術に関するカード・説明書:白内障の眼内レンズ、緑内障・硝子体手術歴など。
- 健診結果:眼圧や視神経、糖尿病の指摘などが書かれている場合があります。
病名を正確に覚えていなくても、分かる範囲で伝えれば大丈夫です
「緑内障だったと思う」「白内障と言われていた」「網膜のレーザーを受けた」など、完全な病名が分からないこともあります。新しい眼科では診察と検査から現在の状態を確認します。
ただし、目の手術を受けたことがある場合は、左右、だいたいの時期、手術を受けた医療機関だけでも分かると参考になります。
後から以前の資料が見つかったら、次回持参して構いません
初診時に資料がそろわなくても、後日以前の眼科から検査結果を受け取れた、家の中で古いOCT・視野結果が見つかったという場合は、次回診察時に持参できます。新しい眼科での検査と過去資料を合わせて確認できることがあります。
緑内障の点眼がなくなりそうなら、紹介状を待ち続けない
緑内障治療中で点眼の残りが少ない場合は、紹介状が完成するまで何週間も受診を待つのではなく、受診先へ事情を説明してください。眼圧が正常範囲でも緑内障による視神経ダメージがみられることがあり、治療の継続は現在の眼圧だけで判断できません。

紹介状が特に役立つケース
紹介状がなくても診察はできますが、複雑な手術歴がある、緑内障手術後、網膜硝子体手術後、眼内レンズに特殊な事情がある、長期にわたり複数の点眼を調整してきた場合などは、診療情報があるとより詳細に経過を把握できます。
前医へ連絡できる場合は、診療情報提供書や検査結果のコピーを後から依頼できるか確認してもよいでしょう。
新しい眼科の初診で聞かれやすいこと
いつから通院?
正確でなくても「5年くらい」などで構いません。
何の病気?
分かる範囲の病名や健診での指摘を伝えます。
どんな治療?
点眼、レーザー、手術などを伝えます。
今困っている症状は?
転院理由とは別に、現在の見え方も伝えます。
よくある質問
紹介状がないと初診料が高くなりますか?
診療費の扱いは医療機関の種類や制度によって異なります。受診予定の医療機関に紹介状が必要か、選定療養費などがあるかを事前に確認してください。
前の眼科の名前しか分かりません。受診できますか?
多くの場合、現在の症状や検査から診療を始めることができます。点眼薬、お薬手帳、手術歴など分かる情報を持参してください。
以前の眼科に検査結果を取りに行く必要がありますか?
可能であれば役立ちますが、取りに行けない事情もあります。必要な治療を遅らせてまで資料をそろえるのではなく、手元の情報でまず受診し、資料は後から追加する方法もあります。
紹介状がないと同じ薬は出してもらえませんか?
薬の現物やお薬手帳は参考になりますが、新しい眼科では現在の状態を確認して処方を判断します。以前と同じ処方になるとは限りません。
受診先へ情報を引き継ぐとき
このページは転院・継続通院についての一般的な医療情報です。実際に必要な検査、点眼薬の継続・変更、受診間隔、手術時期は、現在の目の状態とこれまでの治療内容によって異なります。
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