白内障手術後に別の眼科へ転院してよい?
白内障手術後に別の眼科へ転院することは可能です。ただし、手術直後は創口、炎症、眼圧、感染、眼内レンズの位置などを確認する大切な時期なので、特別な事情がなければ、まず手術を行った医療機関が指定した術後診察を優先するのが一般的です。
引っ越し、通院困難、手術施設の閉院などで転院が必要な場合は、手術日、左右、眼内レンズ、術後点眼などの情報をできるだけ新しい眼科へ引き継ぎます。

手術直後に転院する場合は、経過確認の時期を空けすぎない
白内障手術後は、術翌日、その後数日〜数週間など、施設や目の状態に応じたスケジュールで診察します。術後早期には、感染、強い炎症、眼圧上昇、角膜浮腫、眼内レンズ位置などを確認します。
転院が必要な場合は「次はいつ診察を受ける予定だったか」を新しい眼科へ伝えてください。自己判断で術後診察を終了しないことが大切です。
転院時に引き継ぎたい情報
- 手術を受けた日
- 右眼・左眼のどちらを手術したか
- 眼内レンズの種類・度数・モデル名が分かるカードや資料
- 現在使用している術後点眼薬
- 手術中・術後に特別な処置や合併症があったか
- 緑内障手術や硝子体手術などを同時に受けていないか
- 術後の視力・眼圧の経過
眼内レンズカードが手元にある場合は保管しておくことをおすすめします。将来、別の眼科で診察を受ける際にも有用です。
術後点眼は自己判断で中止・延長しない
白内障手術後には、抗菌薬、炎症を抑える点眼などが処方されます。種類や使用期間は施設や眼の状態によって異なります。点眼がなくなった、回数が分からない、以前の指示書を紛失した場合は、新しい眼科へその状況を伝えて確認してください。
術後が安定したあとも、定期的な眼科受診には意味があります
白内障手術を受けると水晶体の濁りは取り除かれますが、眼科の病気がすべてなくなるわけではありません。後発白内障、緑内障、黄斑上膜、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症などは別に経過をみる必要があります。
「白内障手術が終わったので眼科は卒業」と考えるのではなく、年齢や併存疾患に応じて定期的に眼底・視神経などを確認することが大切です。

術後の転院時に特に注意したい症状
- 急に見えにくくなった
- 強い眼痛がある
- 充血が急に強くなった
- 膿のような目やにが増えた
- 飛蚊症が急に増えた、光が走る
- 視野に影やカーテンのようなものがみえる
術後早期にこれらの症状がある場合は、通常の転院手続きを待つのではなく、手術を受けた施設または受診可能な眼科へ早めに連絡してください。
数年たってから別の眼科へ移る場合
手術から長期間経過し安定している場合は、眼内レンズカードや手術日が分からなくても診察はできます。ただし、眼内レンズの種類や手術歴が分かると、今後のレーザー治療や眼底診療の参考になるため、分かる範囲で伝えてください。
よくある質問
手術の翌日から別の眼科で診てもらえますか?
やむを得ない事情で転院が必要な場合は可能なことがありますが、手術直後は手術内容を最も把握している施設での診察が望ましい場面が多いです。転院時は手術日、眼内レンズ、術後点眼、合併症の有無を引き継ぎます。
眼内レンズカードをなくしました。転院できますか?
カードがなくても診察はできます。分かれば手術した医療機関、手術時期、左右を伝えてください。必要に応じて現在の眼内レンズや目の状態を確認します。
白内障手術後何年も経っています。手術した眼科へ通い続ける必要がありますか?
目の状態が安定していれば別の眼科で定期診察を受けることもできます。ただし、緑内障や網膜疾患など併存疾患がある場合は、その管理を継続できる眼科を選ぶことが大切です。
術後にまたかすんできたら再び白内障ですか?
眼内レンズ自体が白内障になるわけではありません。後発白内障や網膜・角膜など別の原因でかすむことがあるため、診察で原因を確認します。
受診先へ情報を引き継ぐとき
このページは転院・継続通院についての一般的な医療情報です。実際に必要な検査、点眼薬の継続・変更、受診間隔、手術時期は、現在の目の状態とこれまでの治療内容によって異なります。
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