CATARACT SURGERY TIMING

他院で白内障と言われたが手術時期を迷っている

白内障と診断されても、すぐに手術が必要とは限りません。視力の数字だけでなく、まぶしさ、運転、仕事、読書など日常生活への影響と、網膜・黄斑・視神経を含む眼全体の状態を確認して手術時期を考えます。

まず知りたいこと

他院で白内障と言われたが手術時期を迷っている|要点

白内障と診断されても、すぐに手術が必要とは限りません。視力の数字だけでなく、まぶしさ、運転、仕事、読書など日常生活への影響と、網膜・黄斑・視神経を含む眼全体の状態を確認して手術時期を考えます。

他院で白内障と言われたが手術時期を迷っている|結論

白内障と診断されたからといって、すべての方がすぐ手術を受ける必要があるわけではありません。手術時期は、視力の数字だけでなく、まぶしさ、夜間運転、仕事、読書、家事、趣味など生活への影響と、白内障以外の眼疾患がないかを合わせて考えます。

「今すぐ受けるべきか」「まだ待ってよいか」を迷っている場合、別の眼科で現在の状態を確認して相談することもできます。手術を受けると決めてから受診する必要はありません。

有田眼科の眼科手術室
有田眼科の眼科手術室。白内障手術は時期だけでなく、眼内レンズ、麻酔・鎮静、眼全体の状態を確認して計画します。

白内障手術の時期は「視力が何以下なら」という数字だけでは決まりません

同じ視力でも、夜間に車を運転する方、細かい仕事をする方、室内中心に生活する方では困り方が違います。白内障ではコントラスト低下やまぶしさが強く、視力表では比較的見えていても生活上は不便が大きいことがあります。

手術時期を考えるきっかけ

  • 眼鏡を替えても見えにくさが改善しにくい
  • 夜のライトが以前よりまぶしい
  • 運転免許更新や仕事に支障が出てきた
  • 片眼と反対眼の見え方の差が大きい
  • 読書・テレビ・スマートフォンが疲れる
  • 白内障が眼底検査や他の眼疾患治療の妨げになる

「白内障だから見えにくい」と決めつけず、網膜・黄斑・視神経も確認

白内障があっても、見えにくさのすべてが白内障によるとは限りません。黄斑上膜、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、緑内障、角膜疾患などが見え方に影響している場合があります。手術前に眼底やOCTなどを確認することで、手術でどこまで見え方の改善が期待できるかを考える材料になります。

急に視力が低下した、物がゆがむ、視野が欠ける、飛蚊症が急に増えたという場合は、白内障の進行だけでは説明できないこともあるため、手術時期の相談とは別に早めの眼科受診が必要です。

別の眼科で手術時期を相談してもよい?

はい。現在の目の状態をあらためて評価し、経過観察を続けるか、手術を検討するか相談できます。前医と異なる判断になることもありますが、それは検査時期、生活上の困りごと、眼全体の状態、手術設備や診療方針などが異なるためです。

大切なのは「どちらの医師が正しいか」を競うことではなく、患者さん自身が手術の目的と時期を理解し、納得して選択できることです。

有田眼科で白内障手術に使用する手術支援システムの案内
白内障手術では、手術時期の判断だけでなく、眼内レンズ度数・乱視・術後にどの距離を見たいかなども手術前に検討します。

相談時に持参すると役立つもの

  • 以前の眼科で説明を受けた検査結果
  • 視力・屈折検査の結果
  • OCTや眼底写真
  • 眼内レンズについて説明を受けた資料
  • 現在使用している点眼薬
  • 糖尿病・高血圧などの治療内容が分かるお薬手帳
  • 過去に眼科手術を受けた場合は手術内容が分かる資料

資料がなくても現在の検査から相談できますが、以前の経過が分かると「以前より白内障が強くなっているか」「他の病気の経過はどうか」を判断しやすくなる場合があります。

手術時期と眼内レンズ選びは、一度に決めなくても構いません

「手術するかどうか」と「どの眼内レンズにするか」は別の問題です。まず手術が必要な時期かを確認し、その後に単焦点・多焦点、乱視矯正の必要性、術後に重視したい距離などを相談できます。

手術を先送りする場合も、半年後・1年後など一律ではなく、白内障の程度や生活への影響、他の眼疾患によって経過観察の間隔を決めます。

手術時期の相談で医師に聞いておくとよいこと

今待つデメリットは?

現在の状態で経過観察した場合の注意点を確認します。

手術で何が改善しそう?

白内障以外の病気を含めて見え方の予測を確認します。

通院回数は?

術前検査・手術日・術後診察の流れを確認します。

レンズはいつ決める?

生活スタイルと希望する見え方を整理します。

よくある質問

白内障と言われたら早く手術した方がよいですか?

白内障の程度だけでなく、生活への影響、反対眼の見え方、網膜・視神経の状態などで手術時期を考えます。すぐ手術が必要とは限りませんが、極端に進行すると手術が難しくなる場合もあるため定期評価は必要です。

視力が1.0あっても手術することはありますか?

視力表の数字が比較的良くても、まぶしさやコントラスト低下、夜間運転などで強く困る場合があります。数字だけでなく、実際の生活上の不便と眼の状態を合わせて判断します。

別の眼科で相談すると、最初から検査をやり直しますか?

現在の目の状態を確認し、手術計画に必要な検査は新しい施設で再度行うことがあります。過去の検査結果は比較や経過確認に役立ちます。

多焦点レンズにするか決めていなくても受診できますか?

できます。まず手術が必要な時期かを確認し、その後に単焦点・多焦点、乱視矯正、術後に重視したい距離などを相談できます。

受診先へ情報を引き継ぐとき

このページは転院・継続通院についての一般的な医療情報です。実際に必要な検査、点眼薬の継続・変更、受診間隔、手術時期は、現在の目の状態とこれまでの治療内容によって異なります。

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眼

医療内容監修:有田眼科 院長 有田量一

最終更新:2026-09-01 監修医プロフィールを見る